平成13年 第5回 今治市議会定例会会議録

環境について
皆さん方がよく耳にする京都議定書ですが、内閣府の地球温暖化防止とライフスタイルに関する世論調査の結果によりますと、この内容については知っていると答えた人が19.8%にとどまり、言葉だけは聞いたことがあるが47.4%で、知らないが31.3%、日本の温暖効果ガス排出量が1990年に比べ10%近く増加していることについては、41.9%の方が知っていると答えました。

90年以降の二酸化炭素の排出量の増加割合が、産業部門より家庭からの方が高いことを知っているのは30.2%でした。ところで、皆さんよくご存じのこの温暖化とは、人間の活動が活発になるにつれて温室効果ガスが大気中に大量に放出され、地球全体の平均気温が急激に上がり始めている現象のことをいいます。

地球規模で気温が上昇すると、海水の膨張や氷河などの融解により海面が上昇したり、気候メカニズムの変化により異常気象が頻繁にするおそれがあり、ひいては自然形態系や生活環境、農業などへの影響が懸念されています。IPCC、気候変動に関する政府間パネル、地球温暖化のメカニズムを科学的に解明し、さまざまな影響を予想する国際機関の第三次評価報告書によると、今後100年間に平均気温は1.4度から最大5.8度上昇し、平均海面水位は9センチから最大88センチ上昇すると見られています。その影響は生態系を破壊し、異常気象による食糧、水不足、国土の水没などをもたらすと予想されています。一方、異常気象による経済的損失は、50年代の年間約40億ドルから90年代の同約400億ドルへと既に約10倍も増大していると書かれております。

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そこで、第1の質問でございます。公用車両を天然ガス使用にしてはいかがなものでしょうか。 ところで、現在本市に公用車として登録されている車両は、消防車を含め234台ございます。しかし、環境に優しい低公害車は今のところないように思われます。低公害車としては、電気自動車、LPガス車、ハイブリッド車、天然ガス車、メタノール自動車等がございます。

そこで、それぞれの動く仕組みとして、また平成12年度の経済白書によりますと、LPG車は液化石油ガスをエンジンで燃やします。そして、タクシーを中心に全国での普及台数は約30万台、ハイブリッド自動車は通常の走行時はディーゼルエンジンで走行し、停止や減速のときに発生する制動エネルギーを発電機や油圧で回収してバッテリーなどに保存し、発進や加速時にそれを使う。全国で約3万8,000台。天然ガス車は、圧縮容器に詰めた天然ガスをエンジンで燃やして走ります。全国で約5,300台です。

そこで、では天然ガスとは油田地帯、ガス田地帯から産出するメタンを成分としたガスで、無色透明の高カロリーの可燃性ガスで、硫黄分、その他の不純物を含まないため、燃やしても硫黄酸化物やすすを発生せず、また地球を温暖化するといわれる二酸化炭素の排出量も石油より2、3割少なく、毒性物質が含まれていませんので、ガス中毒の心配はありません。先月の11月25日付の愛媛新聞に、メタンハイドレートについて1面に報じられていました。そのメタンハイドレートとは燃える氷とも呼ばれ、水とメタンガスが結合した物質で、極域の地下や海底下の地中に大量に存在する。日本近海だけでも国内の天然ガス消費量の100年分を超える資源が眠っているとされ、昨年は静岡県沖の海底に世界最高純度のメタンハイドレートが存在することが確認されています。これが利用できれば、世界のエネルギー事情は一変します。また、実験グループは、天然ガスの需要予測から、早ければ10年から15年後に資源として実用段階に達することを期待できるとありました。

さて、このメタンガスをして車両を購入した場合、天然ガス自動車として使用する場合には、改造しなければなりません。その改造のことですが、日本ガス協会から改造補助金として改造費の半額が支払われます。例えば、トヨタカローラバンでは、改造費が120万円、その半額の60万円が支払われます。そして、ホンダシビックでは、改造費が60万円、その半額が30万円、補助金として支払われます。現在、鳥取市では、既に公用車を天然ガス車として使用されているので、財政課車両係にに問い合わせてみました。それによりますと、ディーゼルエンジンと比べた場合、騒音、振動、においが大幅に改善されて、1回の充てん30.4ミリ立方で約310キロ走るそうです。燃料は1立方当たり80円で、燃料費も約2割削減できるそうです。現在四国の自治体では、まだ公用車として天然ガス車を使用しているところがございません。環境に優しいまちづくりを目指している本市がいち早く名乗りを上げて取り組んでみてはいかがなもんでしょうか、ご所見をお聞きしたいと思います。

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2点目、次に本市では、日本一環境に優しい市役所を目指しています。立案、企画、実行されているものと思っています。
さて、聞くところによりますと、各課に自転車が1台あればいい方で、ほとんどない課の方が多いようでございます。環境意識の高揚のために、せめて市庁舎から旧市内2、3キロの範囲は自動車を使わず、公用自転車を利用してみてはいかがでしょうか。 また、職員の方はもちろん、市民の皆様にも自由に利用していただくわけです。市役所で用事を済ませて地方局、郵便局等に行きたいときなど、公用自転車があればどれほど便利でしょうか。こういう経験や思いをしたことは、きっと皆さん方あると思います。ただ、世間には良く似た自転車が多いと思いますので、後ろに「今治市役所」と大きく書いていただきたいのです。今治市役所と書いている自転車に乗ることによって、経費削減、環境に取り組んでいますと、皆さんに大きくアピールができると思います。よろしくお願いいたします。
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そして、3つ目の質問でございますが、このように環境問題を話してまいりますと、当然月に1回は「ノーカーデー」を設置してはどうかというような気にはならないでしょうか。
市民大清掃やおんまく、市民の皆さん方と一緒に立ち上がってきたではないでしょうか。まず初めに、市民の皆さん方やここにおいでの議員さん方から、そういうことについて発信していただきたいと思います。「ノーカーデー」を実施することによって地球温暖化防止、経費削減、ましてや健康増進にと、日本一を目指す今治市役所においてはいい結果が得られると思います。よろしくお願いいたします。
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最後に、学校給食に無洗米を使用してはどうかということについてご質問いたします。本市においては、今年は水の心配もなく過ごしたということは大変喜ばしいことです。昨日は、本宮議院が合併における水についてご質問されておりました。温暖化により水不足は世界的な問題になっていることも確かです。

さて、無洗米とは、ぬかを取り除いてある米で従来のようにとぎ洗いする心配がなく、そのまま炊飯することができます。無洗米の利用状況は、米をとぐ手間が省けることから、単身生活者には大変歓迎されるとともに、大量の米を消費する外食産業界では、時間と手間が省けることや保存にあたっても黄ばみにくいといった利点があることから、最近非常に注目されております。また、関東地方では、約50%使用されているそうでございます。

ところで、この米のとぎ汁は、川や海などの汚染原因の一つとして考えられています。1合の米のとぎ汁に含まれるぬかは大さじ1杯、約4.5グラムもあり、このとぎ汁を魚がすめる水質に戻すには、ふろおけ約300リットル、約1杯の水は必要であると言われております。また、とぎ汁には赤潮の原因となる窒素や燐が多く含まれています。

この窒素や燐は、現在の標準的な下水処理施設では十分に処理できない厄介なものでございます。2000年度版環境白書によると、東京湾などの汚染原因を科学的酸素要求量CODで見ると、産業、工場、排水が汚染原因の約35%であるのに対し、家庭排水からは55%と半分以上を占めております。さらに、家庭排水の汚染原因を生物化学的酸素要求量BODで見ると、台所、ふろ、洗濯などの中で台所の排水が40%を超え、汚染の主因となっています。

そこで、私も、経験しておかないとこの質問ができませんので、家族で無洗米を食べてみました。私たちの生活習慣では、台所で洗うときに、皆さんももう多分、きょうは傍聴のところにたくさん女性の方がおいでですけど、洗剤をたくさんつけなければ洗えない、そしてましてやそれでは汚れがとれないような気になります。お米も一緒で、よくとがなかったら、何か食べてもおかしいんじゃないかという、そういう感覚にもなります。私たちが小さいときに、キャンプに行ったときには、水をくんでくるのが嫌でしょうがなかったことがございます。朝から晩まで水くみというのは、経験されたことは多いと思います。しかし、今のキャンプは変わりました。まず、お米は水を入れるだけです。そして、終った食器はティッシュでふくで終わりです。常に環境に優しく今のキャンプは取り組んでおります。

そういうことで、私がこないだやった中で、米を水でよく洗うんじゃなくて、それを炊飯器の中に水を入れただけで炊きあがってきたのを見たときに、実際大丈夫かなという非常に不安感もございました。しかし、しっかりとでき上がっていました。少しべとつくという者もいましたが、ほとんど違いは感じられませんでした。価格面においても、普通精米に比べ1キロ当たり約20円程度高いそうです。しかし、ぬかがない分、量は同じくらいだと思います。まず、無洗米を使用することにより水の節約、家庭における環境教育ができるのではないでしょうか。

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